刀剣を売却するとき、買取業者が査定するポイントを紹介
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刀剣を売却するとき、買取業者が査定するポイントを紹介

刀剣はその時代や作り手によって形状や材質は様々です。有名な作り手によって製作されたものは現代でも高価に評価されます。

この記事では、「倉庫から日本刀が見つかった」「刀剣が出てきたが製作者がわからない」といった場合に役立つ、査定前のチェックポイントや査定で注目すべき要素を解説します。

査定時に買取業者が確認するポイント

刀剣の査定にはどのようなポイントがあるのでしょうか。ここでは、査定時に業者が重視するポイントを解説します。これを参考にして、事前に準備を整えていきましょう。

刀剣が真正品であるかどうか

刀剣の売却を考えた際、最初に行うのはその刀がどのような品物であるかを確認することです。刀剣はその作り手によって大きく価値が異なります。例えば、備前長船兼光や菊一文字則宗、さらには坂本龍馬が愛用した陸奥守吉行など、著名な刀工による作品はとても価値が高く、市場では数百万円を超えることも珍しくありません。

しかし、価値の高い刀剣ほど模造品も多いため、見極めが重要です。初めに行う鑑定では、このような贋作を見分け、真正品であるかどうかを判断します。

●鑑定書の確認

日本美術刀剣保存協会などが発行する鑑定書の有無は、刀剣を判断する重要な基準です。この文書があれば、その刀が真正品である可能性が高く、信頼して取引が行えます。鑑定書がない場合は、偽物の疑いもあり得るため注意が必要です。

●銘の検証

刀匠が刀身に直接刻む銘には、その刀工の個性が現れます。真作の場合、銘ははっきりと、均一に刻まれていますが、贋作は不自然な刻印が多いのが特徴です。刻まれ方が粗い、線の太さにムラがある、またはバランスが悪いなど、細部にわたって真偽を見極める必要があります。

入手の経路がわかる

刀剣を査定する際、その入手経路が明確であることが大きなポイントです。具体的には「いつどこで購入または受け取ったか」「購入価格」「入手の背景」を詳細に確認。特に日本刀のような歴史的価値のある品は、武士や大名など由緒ある先祖から受け継がれたものであれば、その価値はさらに増します。鑑定書やカタログなど、由来を証明する資料があれば、査定がスムーズに行え、高価買取につながる可能性が高まるのです。

刀剣のサイズ

日本刀の査定では、刃の長さが重要な評価基準となります。一般的に刃の長さは1尺から2尺で、その長さに応じて刀剣は分類されます。通常、サイズが大きい刀剣ほど査定価格が高くなる傾向に。具体的には、刀(打刀)が最も長く、次いで脇差、そして短刀が最も短い順序で、刃の長さが短くなるほど査定額が低くなることが多いです。

刀剣の保存状態を確認

刀剣は保存状態が良好であれば価値が高まります。多くは数百年前のもので、サビや傷があると査定額が低くなります。また、刀剣の銘が欠けている場合や鑑定書がないと評価が下がる要因となることも。自分でサビを取り除く行為や研磨は避け、専門の業者に依頼する場合でも費用がかかるため注意が必要です。軽い汚れやホコリを除去し、早めに査定に出すことをおすすめします。

まとめ

刀剣を査定に出す前に、鑑定書の有無や入手経路、保存状態を確認しておくことが、高価買取のために必要なプロセスです。しかし、個人では正確な査定を行うのは難しいでしょう。

つるぎの屋では骨董品全般の買取を専門に行っておりますが、お客様に安心して買取に臨んでいただくためにもまずは査定からお願いしたいというお問い合わせにも対応します。刀剣専門の鑑定士が揃っておりますので、お気軽にお問い合わせください。