冬虫夏草と呼ばれるきのこ
1 min read

冬虫夏草と呼ばれるきのこ

冬虫夏草と呼ばれる漢方を皆さんはご存知ですか?

この冬虫夏草、実はきのこなのですが、それについて調べてみたところ、虫や幼虫に付着して、知らぬ間に養分を吸収しながら命を奪ってしまう、寄生するきのこであるという事実を知りました。

附着する昆虫は、セミ、アリ、蜘蛛、トンボ、蛾、ハエ、ハチなど、様々な生物に寄生している姿がみつかっているようです。別名、虫草などとも呼ばれ、古来の中国の書物などにも、その存在が記されているようです。

西洋でも、似たような仲間に「Vegetable wasps plant worms」などと呼ばれている「きのこ」があるようです。

中国では、冬虫夏草には、薬効があるとして、不老長寿、強請強壮として用いられたり、結核やアヘン中毒の解毒などにも使用されていたようです。

また、近年の研究においては、抗がん作用のある事も実証されつつもあるようです。

高温多湿の気候を好む事もあり、現代の日本においても、各地でその存在は発見されていますが、日本産の冬虫夏草の名が知られるようになったのは、江戸時代などからと考えられています。現在でも、高価な漢方などとして公に流通していますが、その生態に関しては、未だ謎が多いとされています。