現代のお墓の種類

昔から、お墓というものは家によって先祖代々受け継がれていくものというイメージがあるのではないでしょうか。しかし、様々な家族の在り方が増えてきた現代においては、そういった受け継がれてきたものでなく、個人や夫婦といった小さな単位でのお墓も多くあるといわれています。これは、都市部への移住などの影響や、生活スタイル、またそれによる経済的理由などから広まってきた風潮と考えられており、お墓の材料も、人によって安価なものから昔ながらの高価な墓石まで、様々な種類が選べるようになっていると言われています。また、納骨堂などの利用も人気が集まっていると言われています。

さらに、珍しいものを挙げると、ペットも同じお墓に入るというケースも増えていると言われているようです。昔は、多くのしきたりなどがあったように思えるお墓ですが、現代ではその自由度は増し、これまでの固定観念を覆すようなお墓も多く建てられていると言われています。これからも、私たちの生活や時代の流れ、新しい家族のスタイルなどが発展するとともに、お墓の在り方もどんどんと発展していくのではないでしょうか。

「終活」として自身のお墓を考えることも大切かもしれませんが、家族やお子さんがいる場合、迷惑をかけたくないと思い込まず、一言でも「お墓を建てようと思っている」と相談してみるのもよいのではないでしょうか。そういった家族の話し合いから、また新たなお墓の在り方が見つけられると、より素敵なお墓づくりができるのではないでしょうか。いくら自由度が増したとはいえ、まだまだお墓は家族のものであるということに変わりはないかもしれません。自身や家族にぴったりなお墓を建てられることが一番望ましいと言えるのではないでしょうか。