古本の実際の買値の決め方
1 min read

古本の実際の買値の決め方

ある本を販売できる状態にするために特別なコストがかかる場合、その分を買い取り価格から引かなければなりません。例えば、セットで販売するべき本の一部が欠けているときは別の手段で補充してセットにしますが、この場合の買い取り価格は、「(セット買い取り価格)-(補充に必要な価格)」となります。また、破損していて補修が必要な本、持ち出し困難な場所(天井裏など)にあって大勢の人手が必要な本などは、その分の費用を買い取り価格から差し引くことになります。一 方、通常の店買いや宅買いの場合は固定費のなかで収まるので、そのような必要はありません。 売り値をいくらに付けるかではなく、実際にはいくらで売れるかを考えるのです。 売り値に対する買い取り価格と、売り上げに対する原価を近づけるためには、売れ残りを極力減らす必要があります。ほかには、宅買いなどの手聞がかかる買い方はやめて、お客様に宅配便で送 ってもらうようにすれば、経費を減らすことができます。 運送料は、業者を選んで上手に契約すれば、定価よりずいぶん安く請け負ってもらうことができます。また、ルート便では、通常の宅配より配送日数はかかりますが、 かなり安価になります。 しかし、お客様が選んで箱に詰めると、重要な珍品を捨ててしまうことがあります。作りの立派 な、しかし実は古書価が安いものを大事に梱包して、破れそうに薄い海外の絵本など貴重なものをわざわざ入れるほどでもないと入れてくれなかったりします。また大量の蔵書に嫌気が差し、お客様が途中で断念してし まうかもしれません。 売れ残ってしまうのは、最初の値付けが悪いせいではないかと思われるかもしれませんが、本は全部売るのが難しい商品です。ただし、ネット、即売会、デパート展など様々な方法で販売することで売れ残りを減らすことはできます。

◎古本買取は埼玉県さいたま市、川口市のスマイルブックがおすすめです。