買い方の手順と出口の戦略 『不動産』
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買い方の手順と出口の戦略 『不動産』

良い物件に出会ったら、交渉までの準備をしましょう。価格交渉の前に最低条件を決めたり、修繕の必要がある場合はその費用を調査するなどです。交渉時にこちらがぶれないようにきちんとまとめておきます。価格の話し合いと同時に引き渡しや残金決済の時期についてなども売主側とすり合わせなければいけなくなるからです。そうして、この条件ならば購入するという意志が固まると「買付書」という「買いたいという申込み」を表した、契約前の申込みを書面にて提出するのが習慣となっているようです。キャンセルしても法的責任は問われません。

買付書を提出し、条件がまとまったらあとは契約日や決済日の設定に移ります。契約前に「契約書の写し」と「重要事項説明書の写し」を仲介業者さんから貰い、不利な特約や条項が買主にとって存在していないか確認することが重要です。そしていよいよ契約となります。
そして売ることも視野に入れておくと良いでしょう。建物の修繕修理をまめに行う。物件の境界や越境物の問題を解決しておく、できるだけ満室にしておくなど、売るための準備をしておくと、必然的にその物件は「良い物件」になります。建物がいつも綺麗だと入居したい、となりますし、越境問題などがなければ住民はストレスなく暮らせます。綺麗でストレスがなければ暮らし続けていたい、という人で満室状態を維持できるかもしれません。将来的に売る、売らないに限らず「売れる物件」にしておくことは多くのプラスのリターンがやってきます。大家業は地道にコツコツと。何にでも言えますが、地道に慎重に、急いで遠回りしないでゆっくりと整えられたもののリスクは低くなるのではないでしょうか。急がば回れ、が合言葉のようですね。