特性を武器に

発達障害のある子どもには、はたから見るとマイペースと思われるような特性があります。このマイペースさは行動力に繋がりますので、どうか大切に育ててあげてほしいポイントです。ただし、身勝手な行動にならないように気を付けましょう。児童発達支援を横浜で行っている施設等もありますので何か気になったことがありましたらご相談されてみるのも良いかもしれません。また、子どもが興味関心を持っているものに対して専門的な知識に触れられる機会を持たせてあげるのもいいと思います。Fちゃんの場合は虫でした。昆虫博物館や大学の研究室などを訪問するのも面白いでしょう。幼児期だからと言って、子ども向けの場所だけが良いとは限りませんからね。専門の知識・情報に接する機会を持つ事により、その興味関心が更に深められます。専門分野の勉強をしている博物館の学芸員や大学の研究者などの話しを聞く機会を持つ事は、その後の方向づけや動機づけにもつながる可能性だってあります。勿論、はじめは楽しめる範囲での機会であり、苦痛になってしまっては逆効果です。また興味関心に関する本は、幼児向けのものだけでなく、図書館などで大人向けの図鑑や専門書を手に取る機会というのも作ってあげるのもいいでしょう。ともあれ、子どもの興味関心に家族も関心を持つ事が出来れば、子どもと一緒に共通の話題を楽しむ事が出来ると思います。