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時間制限の電話術

テレアポに関する勘違いの一つに、相手に会うために、長い時間をかけて説明・説得することです。しかし、これは間違った思い込みです。テレアポは、長い時間をかけたからといって効果が上がるものではありません。むしろ、短い時間で用件だけを言って、会う約束を取り付けるようにすることのほうが、よっぽど効果が高いのです。多くの人は、一生懸命に自分の思いや、商品の特長を説明しようとしてしまいます。そしてその結果、一方的に話す時聞が長くなります。ただでさえ、いきなりかかってきた電話なので長話は禁物です。電話ではほとんど話の内容は伝わってはいないのです。したがって、相手に会う約束を取り付けるためには、短い時間で用件を言うことが大切で、長い説明は実際に対面したときに行うようにします。これがテレアポの基本です。

このようなことを言うと、「商品の良さを理解していない人や、買うかどうかわからない人とは会いたくはありません」と言われます。そう思うのであれば、FAXをしたり、資料を送ってから再度電話をして説明し、相手の好感触を引き出してから会うようにすればいいだけです。2段階3段階のテレアポです。テレアポは万能ではありません。電話でできることの限界を知っておかなければ、いたずらに時間と労力をムダにすることになるのです。さらに、テレアポの趣旨を伝える場合も、時間に注意する必要があります。なぜ制限時間を設定しているかというと、一般的に、人が一方的に情報を受け入れられる限界は数秒と言われているからです。