結核診断
結核というのは、結核菌によって肺に感染して引き起こされる病気だそうです。
日本では死亡率No.1の病気でもあったそうです。
現在は有効な薬剤が開発されたこともあり、なおかつ栄養状態が改善されたということで、適切な治療を受けたら完治できる病気となっているそうです。
結核にかかっているかどうかを調べる検査としては、胸部X線検査、喀痰検査が重要となるそうです。胸部X線検査などは人間ドックの検査項目にも入っているので定期的に受診することで早期発見につながる場合もあるそうです。結核にかかっている人のたんには、結核菌が大量に含まれて排出されるそうです。
そのたんを調べるのが喀痰検査だそうです。起床直後にたんを取るそうです。
そのさい雑菌が入らないように、うがいを何度かして、容器に直接吐き出すそうです。このたんが取れないときには、胃液を採取するそうです。それを塗抹培養するそうです。結核菌というのは、グラム染色では染まらないそうです。そのため抗酸性染色というのをして顕微鏡で検査・確認をするそうです。
基準値は陰性だそうです。ただ陰性であっても、微量の菌が含まれている可能性もあるということで、培養検査で確認するそうです。結核菌というのは発育が遅いということで、診断の確定には時間がかかるそうです。結核菌の遺伝子からDNAを調べる核酸増幅同定法というのがおこなわれるそうです。
結核菌の培養液から安全な成分を取り出して腕に注射するツベルクリン反応も、結核菌の感染の有無を調べる検査として広くおこなわれているそうです。48時間後の赤い腫れの程度をみるものだそうです。
この反応は一生続くそうです。
妊娠や免疫力が低下した高齢者などでは陰性を示すことがあるそうです。結核の治療は複数の抗結核薬を用いるそうです。感染予防や薬剤の副作用への対処のためにも入院治療をおこなう場合もあるそうです。